目のためにルテインを摂ろう!

人が物を見るとき、水晶体というレンズのようなものを通しています。このレンズの厚さを調整することでピントを合わせているのが毛様体筋という水晶体を支える筋肉です。水晶体や毛様体筋は老化によって自然に衰えてきますが、それだけではなく、長時間目を酷使したり、紫外線やテレビやパソコンなどのブルーライトを受けることで疲労し、目の病気にかかりやすくなってしまいます。

このような水晶体や毛様体筋の老化や疲労から来る眼病予防にはルテインという黄色、橙色、赤色などの色素成分の摂取が効果があります。この色素は目の疲労回復やブルーライトや紫外線を目に代わって吸収してくれる機能があります。

現在では、マリーゴールドという黄色い花を咲かせる植物から作られるサプリメントが多く販売されていますが、普段の食事からも簡単に摂取することができます。カロテノイドは黄、橙、赤の色素なので、いわゆる緑黄色野菜に多く含まれています。人参やカボチャ、ホウレンソウ、小松菜、ケールといったものが例に挙げられます。

カロテノイドは加熱によって成分が壊れることがなく、油と一緒に摂取すると吸収がよくなるので、生食よりも炒め物にするといいでしょう。卵の卵黄にもカロテノイドは含まれているので、緑黄色野菜を使った卵とじやスクランブルエッグを作るのがおすすめです。