ハードコンタクトレンズならお手入れも簡単☆

ハードコンタクトレンズは古くからあるコンタクトレンズで、昔は酸素を通さないプラスチックで作られていましたが、現在では酸素を通すプラスチックを主とした素材で作られています。その材質には、シリコンが入っていたり(含シリコンメタクリレート)、フッ素が入っていて(含フッ素メタクリレート)酸素透過性が高かったり、汚れにくくなっていたりします。

形状からくる特徴として、
・素材自体の酸素透過性が高い
・レンズが硬質で形状が安定するので、小さいサイズで目が酸素不足になりにくい
・素材自体が水分を含まないので、レンズが乾燥しにくい(目の乾燥とは別です。ソフトレンズと違い、外してしばらく置いてあってもまた装着できる。というような意味。)
ことがあげられます。

ハードレンズはお手入れが楽なのも魅力です。そのケア方法はソフトコンタクトレンズに比べるととても簡単で、必要なものも少ないのが特徴です。

コンタクトを外した後は、レンズホルダーに挟み洗浄液を入れたケースにしまうだけです。ハードの場合は洗浄液と保存液は同じで、日常のケアはこれ1本でOKです。洗浄液によって時間はまちまちですが、大体最低4時間程度、洗浄液に浸しておくことで、洗浄されることになります。特に汚れたりした場合は、洗浄液をコンタクトにつけて、軽く親指と人差し指でつまむようにして優しくこすり洗いをし、水で流してから新しく洗浄液で満たしたケースにしまうようにします。また、スペシャルケアとして、より強力なたんぱく質除去剤があり、それを使うことでしつこい汚れを落とすこともできます。

コンタクトをつけるときはホルダーのまま流水で洗浄液を流します。洗浄液が流れたら装着するだけ。とても簡単です。ハードコンタクトは水洗いが可能なので、外出先で急なアクシデントがあってもリカバーしやすいのも特徴です。コンタクトケースに洗浄液を入れて持ち歩いていれば、その洗浄液を使って汚れたコンタクトを洗浄することもできます。